Last Updated on 2026-03-01 by Tsubaki
屋久島を代表するシンボルといえば、やっぱり「 縄文杉トレッキング 」!その縄文杉へ向かう登山ルートは、まさに屋久島トレッキングの王道。中級〜上級者向けの難易度で、登山口から往復8〜12時間ほどかかります(所要時間は体力によって個人差があります)。
この登山旅では、かつての屋久島の伐採産業の面影に触れられるだけでなく、歩けば歩くほど、まるで太古の世界に足を踏み入れたような神秘的な感覚になります。一歩一歩が数千年前の地を踏みしめるような、そんな感動。特に、10時間近く山道を歩いた頃には、「これは体力と精神力の両方が試される修行だ……!」と深く実感するはずです。
縄文杉 登山ルート紹介

縄文杉へ向かうルートは主に2つあります。一つは「白谷雲水峡」から出発するルート、もう一つは多くの人が選ぶ「荒川登山口」からのルートです。


この2つのルートを比較すると、実は片道の所要時間に大きな差はありません。ただし、白谷雲水峡ルートは荒川ルートと合流するまでに一つ山を越えるため、体力がより必要になります。その分、自然の変化をより楽しめるルートでもあります。
中には1泊2日の縦走プランで、荒川登山口から入り、縄文杉を経て白谷雲水峡へ抜け、白谷小屋で一泊する人もいます。
この記事では、つばきが実際に歩いた、より一般的でクラシックな「荒川登山口〜縄文杉」往復ルートを中心に紹介します。このルートは全体の半分以上がトロッコ道で比較的なだらかなので、日帰り&軽装で行きたい人にぴったりです。
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縄文杉 登山ルートへのアクセス
縄文杉登山のスタート地点は「荒川登山口」です。
屋久島では自然環境保護の観点から、3月〜11月の間、一般車両は直接登山口まで行くことができません。そのため、多くの人は「屋久杉自然館」までバスやレンタカーで移動し、そこから専用の「登山バス」に乗り換えて荒川登山口へ向かいます。
登山バスは本数が少ないので、必ず事前に時刻表を確認してから行動計画を立てましょう!
屋久杉自然館
荒川登山口
✔️ 屋久杉自然館 ⇄ 荒川登山口|登山バス情報
運行区間:屋久杉自然館 ⇄ 荒川登山口
時刻表:登山バスの公式時刻表をご確認ください
料金:片道1,000円 + 登山協力金1,000円(※山小屋泊の場合は追加1,000円)
チケット購入方法:現地窓口で並んで購入/一部の宿泊施設で販売あり/観光案内所でも販売あり
運行期間:3月〜11月
補足:登山当日は非常に混雑するため、事前に登山バスの乗車券を購入しておくのが安心です!
縄文杉登山ルート 出発前の準備
登山弁当と当日の朝ごはん

縄文杉登山は早朝出発が必須なので、朝はお店がどこも開いていないことがほとんど。だから、朝ごはんと登山弁当は前日までに準備しておくのが鉄則です。コンビニやスーパーで前日に購入するか、宿泊施設にお弁当の予約ができるか確認しておくと安心ですよ。
つばきが泊まった民宿では、前日に予約すれば、翌朝玄関先にお弁当を届けてくれるサービスがありました。朝起きてすぐ受け取って、そのまま出発できるので、とっても便利で時短にもなりました!
また、安房港にフェリーで到着した後、徒歩圏内にあるスーパー「Aコープ安房店(ショッピングセンターばんちゃん)」もおすすめ。ここでは飲料水や登山中に必要な行動食、エネルギーバーなどの補給品が一通りそろっています。とても便利なので、前日に立ち寄っておくといいですよ。
登山バスの確認
確認ポイント①|登山バスの乗車券

登山バスに乗るには事前に乗車券を購入しておく必要があります。2025年の新料金では、片道2,000円、往復3,000円(環境保全協力金1,000円含む)となっています。意外だったのが、クレジットカードが使えること!これは本当に便利でした。

つばきが登山当日に屋久杉自然館に到着した時も、すでに行列ができていました。バス会社は混雑時に臨時便を出してくれることもありますが、チケットを事前に購入していないと、予定のバスに乗れない可能性もあるので注意です。行程に遅れが出ないよう、前もってチケットは買っておきましょう!
購入可能場所:
屋久島空港|屋久島観光協会 空港案内所|[Googleマップ]
宮之浦港|屋久島環境文化村センター内|[Googleマップ]
安房港|屋久島町総合センター|[Googleマップ]
確認ポイント②|登山バスの時刻表
登山バスは本数がかなり限られています。特に朝の出発便は3本のみで、混雑状況に応じて臨時便が出ることもありますが、完全には当てにできません。
帰りは5本ありますが、こちらも混雑が予想されるため、必ず早めにバス停に並ぶことをおすすめします。帰りの時間を逃すと、下山後にかなりのタイムロスになるので要注意です。
屋久杉自然館 → 荒川登山口:
5:00|5:20|5:40|14:00(※この14:00便はごく一部の特例便)
荒川登山口 → 屋久杉自然館:
6:20|15:00|16:00|16:30|17:00|17:45
❗️時刻表は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください!
縄文杉登山ルート 当日の流れ
縄文杉登山ルートのトイレについて

屋久杉自然館から登山バスに乗り、荒川登山口まで約35分かかります。屋久杉自然館はまだ営業時間外でトイレが使えず、この間もトイレはありません。なので、出発前に宿でトイレを済ませておくか、荒川登山口に到着してから休憩エリアのトイレを利用するのがベストです。

登山道にはおおよそ2時間ごとに3か所ほどのトイレが設置されていますが、その間には携帯トイレを使う必要があるテントや簡易スペースもあります。特にトイレが近い方は、携帯トイレ(登山用トイレバッグ)を事前に用意しておくと安心。これもバスの切符売り場などで購入できますよ。
縄文杉登山ルート 詳細ガイド

登山バスを降りて「荒川登山口」からスタートすると、まずはかつてのトロッコ道(鉱山用レール)を進みます。ルート上には「小杉谷集落跡」や「三代杉」などの見どころが点在し、トロッコ道の終点に到着したら、いよいよ「大株歩道」と呼ばれる登山道に入ります。そこからは「ウィルソン株」や「夫婦杉」などを通り、最終目的地である縄文杉を目指します。

最初の約8kmは比較的なだらかなトロッコ道が続き、一見楽そうに見えますが、実際は約3時間の徒歩移動。普段あまり長距離を歩かない人には、ここでもうすでに疲れがたまり始めるかもしれません。
トロッコ道の終点からは本格的な山道へと変わり、傾斜も一気に急になります。ここからが本格的な体力勝負の始まりです。
荒川登山口〜小杉谷集落跡


荒川登山口の標高は約660m。ここから約8kmにわたり、古いトロッコ道に沿って歩いていきます。


途中、手すりのない木造の鉄道橋もあり、特に雨天時は滑りやすくなるため、慎重に歩く必要があります!

この道中には、1953年〜1970年にかけて実在していた「小杉谷集落」の跡地があります。この集落は屋久島が世界自然遺産に登録される前の、伐採産業が最も盛んだった時代に形成され、最盛期には500人以上が暮らし、小学校・中学校・郵便局まであったという、完全自給自足の山の暮らしが営まれていました。
一般的には荒川登山口から小杉谷までは約50分ほどかかりますが、つばきは当日足早だったため、6:38に出発して7:20に到着、約40分で歩きました。
小杉谷集落跡〜三代杉

そこからさらに30〜40分ほど歩くと、最初のトイレと休憩ポイントに到着します。ここは同時に名所「三代杉」がある場所でもあります。

この辺りでは「楠川分かれ」という分岐点を通過します。ここは白谷雲水峡ルートと荒川ルートが合流するポイントで、高くそびえる樹々に囲まれた幻想的な山林の中を歩いていくと、言葉にならない感動を味わえます。

「三代杉」とは、その名のとおり三世代にわたって成長した不思議な構造を持つ杉の木。一代目の杉が倒れ、その切株に二代目が芽吹き、さらにその倒木の上に三代目が育ったという、自然の神秘を感じさせる一本です。
現地の解説看板によると、初代は約1,200年、二代目は1,000年、三代目は現在すでに350年以上生きているそうです。生命の力強さに、ただただ驚かされます。
つばきの歩行記録では、7:20に小杉谷を出発し、7:50に三代杉へ到着。およそ30分の行程でした(標準的には40〜50分程度)。
三代杉〜トロッコ道終点

三代杉から先のトロッコ道は風景の変化が少なく、やや単調に感じる区間。疲れが出てきてペースが落ちやすいですが、ここを乗り越えるといよいよ「大株歩道」へと突入します。ここからが縄文杉トレッキングの本番ともいえる、体力的に最も厳しい区間です。


トロッコ道終点には小さな橋があり、その先にはトイレも設置されています。多くの登山者がこの場所でひと息ついてから、本格的な登山に備えます。
つばきの実際のペースでは、7:50に三代杉を出て、8:50にトロッコ道終点に到着。ちょうど1時間ほどでした(一般的なペースも約60分です)。
トロッコ道終点〜大株歩道〜ウィルソン株

トロッコ道が終わると、いよいよ本格的な登山道「大株歩道」の入口に差し掛かります。ここから木製の階段が続き、傾斜も一気にきつくなります。
この登山道を20〜30分ほど登ると、屋久島で有名なフォトスポット「ウィルソン株」に到着します。

ウィルソン株は、今から約400年前に伐採された巨大な屋久杉の切り株で、現在はその中に入ることができる大きな空洞が特徴です。



この株に「ウィルソン」の名がついたのは、大正時代にアメリカの植物学者ウィルソン博士が訪れ、この株の魅力を広く紹介したことがきっかけだそうです。以来、この切り株は彼の名前で親しまれるようになりました。
つばきの記録では、9:10に大株歩道の入口を通過し、9:30にウィルソン株に到着。およそ20分でした(通常ペースは約30分)。
ウィルソン株〜夫婦杉


ウィルソン株から夫婦杉と大王杉のエリアまでは、約1時間の登り道。進むにつれて、周囲の木々がどんどん巨大になっていきます。登山道の脇に転がる倒木ですら、都市の公園にある木よりもはるかに圧倒的な存在感です。

この辺りには小さな休憩広場があり、多くの登山者がここで一息ついています。
つばきの記録:ウィルソン株を9:50に出発して、10:50に夫婦杉に到着。ちょうど1時間ほどかかりました(一般的にも約60分)。
夫妻杉 – 繩文杉


いよいよこの日のトレッキングの目的地「縄文杉」に到着!このとき、すでに11時40分近くになっていました。ただし、正確にはここが行程の「中間地点」。まだ帰りの道が残っています……!
写真では縄文杉のスケール感を完璧には伝えきれないけれど、実物を目の前にした瞬間、自然の偉大さと長い歴史に胸がいっぱいになって言葉を失います。
環境保護のため、縄文杉の周囲には木道の展望デッキが設置されており、近くで根元に触れることはできません。その代わり、安全な距離からゆっくり観賞できるようになっています。
つばきの記録:夫婦杉を11:00に出発し、11:40に縄文杉に到着。通常なら30分ほどの道のりですが、終盤は道幅が狭く、人も多いため、少しペースが遅くなりました。
縄文杉手前の休憩ポイント(お弁当スポット)

縄文杉周辺では飲食や長時間の滞在が難しいため、観賞後は少し下ったところにある休憩広場に戻ってお弁当を食べるのが快適でおすすめです。


縄文杉周辺では飲食や長時間の滞在が難しいため、観賞後は少し下ったところにある休憩広場に戻ってお弁当を食べるのが快適でおすすめです。
このエリアには恐竜の頭のような形をした倒木があり、フォトスポットとしても人気。たくさんの人がカメラを向けていました。
でもここであまり長く休んでしまうと、下山に必要な4〜5時間の行程に影響してしまうので要注意!下山道は登りよりもずっと体力を消耗するので、余裕を持って行動することが大切です。
ちなみにこの日は雨に降られ、髪はびしょ濡れ。下山後、友人Elsaが私の写真を見て「遭難から戻った人みたいだね」って言ってて爆笑。たしかにボロボロで悲惨な感じだった(笑)
縄文杉トレッキング 小ネタ&注意点まとめ
① 所要時間は約10時間!
ペースが早めでも10時間ほどはかかります。体力に自信がない人や運動習慣がない人は、トロッコ道終点で引き返すプランや、もっと緩やかな白谷雲水峡ルートに変更するのも選択肢です。
② ガイドは必要?
正直、道標や案内板がしっかり整備されているので、ガイドなしでも十分歩けます。でも、ガイド付きだと樹木や歴史に関する話が聞けたり、安全面でも安心なので、興味がある人にはおすすめです。
安全に歩きたい方はガイドツアーの参加もおすすめ!
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③ バスの乗り継ぎに注意!
登山バスと一般バスの接続が悪いことがあります。もし予定のバスを逃すと、下山後は自力で歩く羽目になるかも……!
④ 雨対策はマスト!
屋久島では1年の約8割が雨と言われていて、天気の変化がとにかく激しいです。登山用のしっかりした雨具は必ず持参しましょう。つばきは当日、豪雨に見舞われましたが、無理して最後まで登り切りました!(おすすめ雨具:防風・低体温対策の登山用レインウェア)
⑤ 靴とインソールの重要性
全行程で10時間以上歩くので、防水登山靴は必須&良質なインソールを入れるのが超おすすめ!
友人Elsaは高機能インソールを使って足の痛みが軽かったのに対し、私ともう1人の友人は使わなかったため、帰りは足裏が激痛で頭まで痛くなるレベル。大後悔でした……!
⑥ 膝が心配な人はサポーターを!
つばき自身も下山時に膝が痛くなりやすい体質ですが、サポーターをつけていたらかなり楽でした。
膝に不安がある人は、ぜひ早めに用意しておくと安心ですよ〜
登山に必要な持ち物リスト
・身分証明書
・着替え(上下セット)
・タオル
・紙地図またはオフライン地図アプリ
・お弁当、補給食、水分
・ティッシュまたはウェットティッシュ
・ゴミ袋またはジッパーバッグ → におい防止&ゴミ持ち帰り用
・常備薬(頭痛薬、胃薬など)
・虫よけスプレー
・登山用グローブ
・登山帽子
・登山レインウェア
・携帯トイレ(任意)
・トレッキングポール(任意)
・膝サポーター(任意)
本記事についての注意事項:
本記事の内容はすべて私自身の実際の訪問経験と個人的な主観的な意見に基づいています。
100%正直な感想をお届けしていますので、ご参考の際はご自身でご判断ください。
つばきはInstagramでも旅情報を時々更新中!まだ始めたばかりですが、もし私のブログを気に入っていただけたら、フォロー&応援よろしくお願いします 🥰(@287.travel )
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