Last Updated on 2026-03-01 by Tsubaki
つばきは日本に住んで8年以上、これまで大小さまざまな山を登ってきましたが、実は日本百名山で登ったのは富士山以外では今回の焼岳が2座目なんです!11月初旬、上高地が冬季閉鎖に入る前に、 焼岳ハイキング に出かけてきました。ついでに上高地の観光も楽しんできましたよ。
この記事では、焼岳へのアクセス方法、登山ルート、注意点など、登山に役立つ情報をたっぷりとご紹介します。日本百名山を制覇したい方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
日本百名山のひとつ「焼岳」

焼岳(やけだけ|Yakedake)は、日本百名山のひとつであり、北アルプスの中で唯一の活火山としても知られています。岐阜県と長野県の県境に位置し、標高は約2,455メートル。北アルプスの中では比較的標高が低めですが、火山特有の地形やダイナミックな景色が魅力で、多くの登山者を惹きつけています。
その名の通り、山頂付近には今でも噴煙を上げる火口があり、「燃える山」という名前にふさわしい生命力を感じられます。
中でも有名なのが、焼岳北峰山頂から見える噴気口、美しい青色の正賀池、そして上高地から望む穂高連峰など、息をのむ絶景の数々です!
焼岳の登山シーズン
焼岳の登山シーズンは例年6月から11月の初雪までがベスト。特に秋の紅葉は格別と言われています。
ただし活火山であるため、噴火のリスクが常にある点には注意が必要です。登山を計画する際は、事前に日本気象庁の火山情報や天気予報(上高地 天気)を確認し、必要な登山装備もきちんと準備しておきましょう。登山口やバス停には、その日の火山警戒レベルが掲示されている看板もあるので、ぜひチェックしてくださいね。
さらに、焼岳周辺には火山温泉がたくさんあるので、登山のあとに温泉で疲れを癒すのも最高のご褒美。登山好きにはたまらない、百名山チャレンジにぴったりの山なんです!
焼岳の登山ルートについて
焼岳には大きく分けて2つの人気ルートがあります。「上高地ルート」と「中の湯ルート」です。どちらのルートからも北峰山頂に到達できます。道中では火山地形や美しい森の風景、天気が良ければ穂高連峰や槍ヶ岳まで見渡せる絶景が待っています。
また、知る人ぞ知る「中尾温泉ルート」もありますが、今回は上記2つの代表的なルートに絞ってご紹介しますね。
上高地ルート

【ルート概要】
上高地(河童橋)-田代橋-登山口-焼岳小屋-焼岳(北峰)-焼岳小屋-登山口-上高地
登り:約4時間/下り:約3時間(公式参考時間)
このルートは長野県側の上高地からスタートする最も人気のあるルートで、起点の標高が高いため、初中級者以上におすすめです。河童橋からのスタートで景色も抜群!上高地観光とセットで楽しめるのも魅力です。
中の湯ルート

【ルート概要】
新中の湯登山口-広場-焼岳北峰-広場-新中の湯登山口
登り:約3時間/下り:約2.5時間(つばき実測)
こちらは岐阜県側から登るルートで、勾配が比較的緩やかですが、往復で6〜7時間ほどかかるため、それなりの体力が必要です。初中級者に人気のルートでもあります。
💡ポイント:最寄りのバス停から登山口まで徒歩約1時間かかるため、車で訪れる人が多いです。公共交通利用者は上高地ルートを選ぶことが一般的です。
上高地~中の湯縦走ルート

【ルート概要】
新中の湯登山口-広場-焼岳-焼岳小屋-登山口-河童橋(上高地)
上山時間:約3小時、下山時間:約3小時
登り:約3時間/下り:約3時間
もっともおすすめな王道ルートがこちら。上高地から登り、中の湯側へ下山する縦走ルートです。逆に中の湯から登って、上高地の河童橋まで歩き観光を楽しむ登山者も多いですよ。
ただし、上高地の最終バスは17時前後が多いため、登山開始の時間と下山時間には注意が必要です!
❗️注意❗️上高地ルートと中の湯ルートをつなぐ「焼岳登山道〜焼岳小屋」区間は、冬季(10月〜翌5月)閉鎖されるため、冬は往復同じルートを利用する必要があります。
焼岳登山の準備&注意点

焼岳は人気の百名山ですが、意外なことに登山開始後はトイレや携帯トイレブースがありません!
上高地側であれば観光センターなどのトイレが利用できますが、中の湯登山口には一切トイレがありません。
また、焼岳の登山道は段差が大きい箇所が多く、つばきのように背が低く足が短めな方は、登りも下りもかなりキツいかもしれません…。膝への負担を軽減するためにも、最低でも1本は登山用ストックを持って行くと安心ですよ。
焼岳登山口へのアクセスガイド|登山旅をスタートしよう!
焼岳登山の交通情報

焼岳は長野県の中でも交通アクセスがやや不便な場所にあるため、登山口へ行くには自家用車を使うか、新幹線・電車・バスを乗り継ぐ必要があります。また、どの登山ルートから登るかによってアクセス方法も異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
特に自然保護のため、上高地へ向かう一部の道路は一般車両の通行が禁止されています。
上高地の通行規制について
自家用車で訪れて「上高地ルート」から登山を始めたい方は、上高地の通行規制区間に注意が必要です。

上高地の通行規制やシャトルバス利用については、別記事に詳しく書いていますので、今回は詳しい説明は省略します。
一方で「中の湯ルート」からスタートする場合は通行規制の心配がなく、自家用車で登山口まで直接アクセス可能です。
以下に、2つの登山口(上高地/中の湯)へのアクセス手段を簡単にまとめました。
上高地ルートへのアクセス方法
1. 直行バス(事前予約が必要)
2. 自家用車 → 沢渡駐車場/平湯あかんだな駐車場 → シャトルバスで上高地バスターミナルへ
3. 新宿駅/名古屋駅 → 松本駅 → 新島々駅 → 上高地バスターミナル
4. 新宿駅/名古屋駅 → 松本駅 → 上高地バスターミナル
5. 新宿駅 → 長野駅 → 上高地バスターミナル
6. 名古屋駅 → 高山駅 → 平湯バスターミナル → 上高地バスターミナル
中の湯ルートへのアクセス方法
1. 自家用車(最もおすすめ)
2. 新宿駅/名古屋駅 → 松本駅 → 新島々駅 → 中の湯バス停
3. 新宿駅/名古屋駅 → 松本駅 → 中の湯バス停
4. 新宿駅 → 長野駅 → 中の湯バス停
5. 名古屋駅 → 高山駅 → 平湯バスターミナル → 中の湯バス停
今回の登山は「中の湯登山口」からスタート!
つばきは11月、上高地が冬季封鎖に入る前に焼岳へハイキングに行ってきました。自家用車でアクセスしたため、今回は「中の湯登山口」から登山をスタート。
ちょうど中の湯と上高地をつなぐ登山道が冬季閉鎖中だったこともあり、北峰山頂をピストン(往復)で登ってきました。
✔️ 新中の湯登山口
住所:〒390-1520 長野県松本市安曇上高地(Google Maps)
アクセス:自家用車|バスで中の湯バス停下車 → 徒歩約1時間
新中の湯登山口の駐車事情

登山口のすぐ目の前には、無料の駐車スペースが整備されています。見た感じでは10〜20台ほど駐車できそうで、自家用車で来る方にはとても便利!
もし満車になっていても、周辺の道路脇にも停められるスペースが点在しているので安心です。つばきが訪れたのは日曜の朝8時ごろでしたが、まだ空きがあり、意外とスムーズに停められましたよ。

来たときには簡易テントを張っている方も見かけました。どうやら夜中に車で到着して、そのままテントで一夜を過ごし、早朝から登山を始めるスタイルのようです。
実際につばきが登り始めて1時間ほどした頃、下山してくる人に出会って、話を聞くとなんと朝4時に登り始めて山頂で日の出を見たそう…!なんという行動力!

登山口の正面には大きな看板があり、「10月22日〜5月中旬までは焼岳小屋から上高地への区間は冬季通行止め」という案内が出ています。積雪による山岳事故を防ぐための措置だそうです。
つばきが訪れた11月上旬はまだ雪は降っていませんでしたが、公式に封鎖が発表されていたため、無理はせず安全第一で北峰山頂までの往復にとどめました。それでも頂上に立てたので大満足の山行でしたよ!

ハイキングを始めてしばらくすると、苔に覆われた一台の廃車が、密林の小道に現れました。
逆さまになったその姿はまるで自然と一体化しているかのようで、まったく違和感がありません。
かなり長い年月が経っているように見え、この場所で何か事故でもあったのかな?と想像してしまうような不思議な光景。
焼岳の登山道にミステリアスな物語性を加えていて、思わず立ち止まって見入ってしまいました。なかなか興味深いポイントでしたよ!

道中、地面からヒゲのように突き出した小さな氷の柱を発見。透き通っていてとっても可愛らしい!
私は普段、春夏に登山することが多いので、こういった自然現象を見るのは初めて。
大地からの小さな贈り物のようで、このハイキングが一層楽しくなりました。

白くて小さなキノコが、倒れた木の上に群生していました。
山の中ではよく見かける光景だけど、なぜかこういうシーンを見るたびに心を動かされます。
どんな環境でもたくましく命をつないでいく、自然の力強さと静かな美しさがここにも。

道をふさぐように横たわった倒木。
人の手があまり入っていない自然な登山道であることを物語っています。
木製の階段も劣化している箇所が多く、ちょっとした冒険気分が味わえますが、滑りやすいので足元にはくれぐれも注意を!

濃い木々を抜けると、突然視界が開けて針葉樹林の向こうに、岩がむき出しの山肌が広がります。
さっきまでの森とは全く異なる地形のコントラストに思わず見とれてしまいました。
あの岩の頂に自分も立つなんて…想像するだけでワクワクしてきます。

登るにつれて周囲の景色は少し単調に感じられるのですが、ふと立ち止まって振り返ると、背後に広がる雄大な山々の姿が目に飛び込んできます。
秋の終わりとはいえ、向かいの斜面にはまだ紅葉が色鮮やかに残っていて、「後ろを振り返るたびにご褒美がある」そんな気分で一歩一歩進みました。

葉をすっかり落とした低木の枝先には、鮮やかな赤い実がたくさんついていて、灰色の岩場の中にパッと彩りを添えていました。
ただ、こういった野生の果実は見た目が美味しそうでも、毒がある可能性もあるので絶対に口にしてはいけません。
見るだけにして、自然を大切に、そして自分の身も守ることが大切ですね。
登山道を示すケルン(石積み)


登山中に時折現れる小さな石の山。自然の中ではさりげなく見えますが、実は「この道が正解だよ」と示してくれる大切な道標なんです。
私も一つだけ、小さな石を積んできました。
いつかあなたが焼岳を登るときにこの石たちを見て、「あっ、つばきもここを歩いたんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。

標高が上がるにつれて、大きな岩がゴロゴロと転がるエリアに入ります。
灰色の景色が続くと、視覚的に方向感覚を失いやすくなるんですよね。そんなときに頼りになるのが、岩にペイントされた丸いマーク!
山の中の道標として、私たちを正しいルートへと導いてくれます。迷いやすいエリアでのこうした工夫、本当にありがたい存在です。
焼岳北峰山頂の火山ガス

ついに山頂が近づいてきた頃、ずっと夢見ていた景色が目の前に現れました!
巨大な岩の層がまるで隠された守護者のように山の上に鎮座していて、写真で見たあの風景そのまま。
火山ガスが立ちのぼる姿はどこか神秘的で、強く惹きつけられる何かがあります。
この景色に出会いたくて、ここまで頑張って登ってきたんだなと、胸が熱くなりました。

そして何よりも感動したのが、岩の隙間から絶え間なく噴き出す火山ガス!
まるで地球の鼓動が目の前で響いているかのような迫力。
その一筋一筋の煙がまるで自然の脈拍のようで、しばらく息を呑んで見入ってしまいました。
自然の力をこんなに間近で感じられるなんて、本当に登った人だけが味わえる特権ですね。

火口は私たちから少し距離があって、一見とても静かに見えました。
でも耳を澄ますと、風が吹き抜ける音や、ときおり「カラン」と小さく響く落石音が聞こえてきます。
火口の外にいても、そのささやかな反響が、大自然の持つ力強さと冷たさをじわりと伝えてくるようで、身が引き締まりました。
正賀池(しょうがいけ)

ゴツゴツした岩の間に、まるでそっと隠されているようにたたずむ小さな池。
まるで山頂にある秘密の湖のようです。気温が低いため、水面には薄い氷が張っていて、空の青さと周囲の白い雪を鏡のように映し出していました。
その静けさと透明感に思わず息を呑み、私たちはここでしばらく足を止めて見入ってしまいました。山頂にはまだ辿り着いていなかったけれど、この美しい風景に出会えたことだけでも満足感たっぷり。
焼岳北峰山頂


約3時間の登りを経て、ついに山頂へ到着!標高2,393メートルの木製の標柱が、ここまでの努力と達成感を象徴しているようでした。
背後には有名な穂高連峰が雄大に広がり、その稜線は空の彼方まで続いていました。
ここで私たちは30分ほど休憩しながら、持参した行動食を食べて、美しい山頂の景色をたっぷりと堪能。これこそが今回の登山で手に入れた、最高のご褒美でした!

山頂には、登山者たちが残していった石の山がありました。
それはまるで「ここまで登ってきたよ!」という記念のような存在。
一つ一つの石に、それぞれの物語や努力が詰まっている気がして、しみじみとした気持ちに。
この地に立った自分自身にも、ちょっと誇らしい気持ちが芽生えました。

中には、この石積みの上に登って写真を撮る人もいましたが、私はさすがに落ちたら怖いなと思って、遠くからそっと見守るだけにしました(笑)。

下山途中、気温が上がってきたことで、朝には凍っていた泥道が溶けてドロドロの状態に…。
難所というほどではありませんが、防水性と滑り止め機能のある登山靴を履いていれば快適に歩けると思います。靴選び、大事です!
登山準備リスト|つばきのおすすめ持ち物
これから焼岳に挑戦する方に向けて、つばきが実際に持っていった装備リストをシェアします。忘れ物がないようにチェックしてみてくださいね!
・身分証明書(パスポート、保険証など)
・着替え一式(温泉に入る人にもおすすめ)
・タオル(汗ふき・温泉後に便利)
・紙の地図 or オフライン対応の電子地図
・登山用ストック(最低1本あると膝の負担軽減に◎)
・行動食・エネルギーバー・飲料水
・ティッシュ or ウェットティッシュ
・ゴミ袋 or ジップロック(におい防止にも◎)
・常備薬(頭痛薬、胃腸薬など)
・虫よけスプレー
・登山用手袋(任意)
・登山帽(任意)
・登山用レインウェア(任意)
・サポーター(任意)
最後に、つばきからひと言:
皆さんが無事に焼岳ハイキングを終え、素晴らしい思い出ができますように。安全第一で、楽しい山旅を〜!
本記事についての注意事項:
本記事の内容はすべて私自身の実際の訪問経験と個人的な主観的な意見に基づいています。
100%正直な感想をお届けしていますので、ご参考の際はご自身でご判断ください。
つばきはInstagramでも旅情報を時々更新中!まだ始めたばかりですが、もし私のブログを気に入っていただけたら、フォロー&応援よろしくお願いします 🥰(@287.travel )
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